小さな幸せ両手に。

小さな幸せ両手に。

エイターによる備忘録。感じたまま、思うままに。

『I to U』を分析した

嫌いな人なんているのかっていうくらい絶大な人気を誇る『I to U』。
十祭のカップリング曲ランキングで4位にランクインしたり、
エイタメのアコースティクコーナーで披露されたり。
ジャムのオーラスで歌われたことも記憶に新しいです。


素敵な曲ですよね。私も好きです。
繊細で儚くて、情景が浮かんでくる歌詞や、7人がやさしく丁寧に歌いあげる歌声が
とても切なくて、くるしくて、うるっとくる。

今日はそんな『I to U』について語りたいと思います。

 


この曲はタイトルから素晴らしい。
「I to U」と書いて「アイトユウ」と読むらしいのですが、
表記を「I to U」にするだけで色んな捉え方ができる。
読み方通り「I(私)とYou(あなた)」ともとれるし、
「愛という」ともとれる。
「愛という」は歌詞にある「愛してるという」と掛けてるのかな、とか思ったり。
あと、「私からあなたへ」っていう捉え方もできるよね。
「I to U」の可能性を感じる。すごい。

ただ、私はどうしても「あいとぅーゆー」と読んでしまう。


曲自体はシンプルな構成で、2つの部分からなっています。
メロディも5つの音(ソ・ラ♭・シ♭・ド・ミ♭)しか使われてなくて、
ロディックというよりは話しているような旋律で
歌詞がダイレクトに伝わってくるメロディになっています。
シンプルだけど、割りと計算されてるメロディだなという印象を受けました。
私が勝手に思ってるだけなので、実際どうなのかわかりませんが。


私が参考にしたサイトが合っているなら(ここ)、
コード進行も『Stand By Me』に代表される1645進行というものを使っています。
これは循環コードと呼ばれるものなのでずっとこれを繰り返してる。
定番中の定番なコードで、アメリカでは50年代に流行ったらしい。
たまにちょっと変わってたりするけど、基本この形。
譜面にするとこんな感じ。

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画質悪かったら申し訳ないです。
上のA♭とかはコード名で、下のローマ数字は和音記号なんですけど、
1645進行やでってことを言いたかったので書きました。


そんなシンプルな構成に色をつけているのが、
ハモりやコーラス、オーケストレーションだと思います。
始めはソロで一人ずつ歌っていて、後ろの音も薄いんだけど、
曲が進むにつれてヴァイオリンなどが入ってきて厚みが増し、
ハモりやコーラスも加わって音楽に幅が出ていて惹き込まれます。


単純なのに聴いていて飽きないのは、
同じメロディでもハモりがあったり、コーラスがあったり、伴奏が違ってたりで
飽きさせない工夫がしてあるからだと思います。

コードもずっと同じでメロディも2パターンしかない曲を
ハモりもコーラスも無し、伴奏も変わらないまま聴くのってしんどくないですか?
私はしんどい。絶対途中で聴くの止める。
まず音楽として面白くないよね。


でもやっぱり一番の魅力は7人の歌声だと思います。
この曲は全員の歌い方が統一されていてすごく耳馴染みがいい。
いい意味でも悪い意味でも個性が目立つ7人だけど、
個性が抑えてあって曲の良さを引き立ててる。
でも、それぞれの良さはちゃんと残ってる。
歌唱に統一感があるから、ハモりやコーラスもより一層美しく聴こえる。


話逸れますけど、
関ジャニ∞ってハモりがきれいですよね。
歌が上手いっていうのは大前提なのですが、
高音が得意な安田さん、低音が得意な大倉さん、
そして上ハモも下ハモもできるハモり職人の丸山がいるからっていうのがすごく大きい。
関ジャニ∞はハモりが魅力だな~といつも思っています。
ハモりってはまってないと耳障りなだけなんですけど、
はまったときは音に幅が出て厚みが増すんですよね。
聴いていて心地いい。
関ジャニ∞は楽器やってるからか耳がみんな良くて
ハモりが上手い方だと私は思ってます。
私が関ジャニ∞を好きなのは7人のハーモニーが好きだからなのかもしれない。


最後に歌詞について語りたいのですが、
皆さんはこの曲をどのように解釈をしていますか?


私は、ずっとこの曲はラブ(恋愛)ソングだと思っていたのですが、
「皆さんへのラブソング」のおかげで
"どうやら私はマイナーな解釈をしてるらしい"
と気づきました。

なので私の解釈を書き綴っていきます。
自分の中にしっかりとした『I to U』の世界観がある方は見ない方がいいかも。

※ここからは(今までもだったけど)私の個人的な意見です。
私の意見を押しつけるつもりはありません。
こういう意見もあるよっていうことを言いたいだけです。

 

 

 

多くの方は歌詞を”別れた(フラれた)彼女”と解釈してると思うんですけど、
私は”亡くなった彼女”と解釈しています。
初めて聴いたときからそう思っていたので、
「皆さんへのラブソング」事件(大げさ)は衝撃でした。
「いや、それ失恋ソングじゃん」みたいな声が多くて、
「あっ、あれって失恋ソングだったの!?」ってなりました。
まぁでも、そのおかげで"歌詞って深いなあ"と思うことができました。
言葉って奥が深いね。


個人的にこの曲の肝だと思っているのが、始めの方に出てくるこの歌詞。

包み隠さないような   光が宿る君の瞳は
僕に勇気を与えてくれていたのに
嘘つきになってしまって
秘密だらけの体重なって
光も届かない   そして君は何処にもいない

ここの歌詞をどう捉えるかでこの曲の解釈が違ってくると思うんです。
特に「嘘つきに~」からをどうとるかが重要だと思ってる。

私は亡くなった彼女へのラブソングと思っている人間ですので、
この部分を聴くと胸がきゅっとなって切なくなる。


語彙力がないので伝わるかどうか不安なんですけど
この歌詞についての私の解釈は、

彼女は主人公である男性にとって、
太陽のような存在でいつも男性を照らしてくれて、
きっとこれからも照らしてくれるはずだったんだけど、
彼女は亡くなってしまった。
男性はその現実を受け止められず、
狂ったように女をとっかえひっかえするんだけど、(言い方…笑)
どんなに魅力的な女でも亡くなった彼女には敵うはずもなく、
彼女に対して後ろめたい気持ちが募っていくだけ。
男性は一人になると彼女を思い出して、押し潰されそうになって、
もう以前のように自分を照らしてくれないし、
彼女はもう何処にもいないという現実を突きつけられる。


……っていう解釈なんですけど伝わってますかね?

自分の語彙力、表現力のなさを痛感する。

彼女が亡くなってしまったと解釈すると、その後に続く

もう愛して…くれないから
愛してるという…言葉がただ空しい

がものすごく切なくて悲しい。涙出る。

他にも、

交差点に着いても待ってくれてる筈もない

 

もう二度と戻れない日々
もう二度と戻る事のない日々
もうちょっとだけ僕も強くなっていかなきゃな

 

聞き慣れたメロディーコール
イコール君がいると悟る
小さな粒のような二人を繋いでいるのは
愛してるという…そんな言葉
愛してるという…ただの言葉

 

めちゃくちゃ切なくないですか?
いや、もう歌詞全部切ないんですけど。
書いてるだけですごく胸がくるしい。


でね、私が『I to U』をラブソングだと思うもう1つの理由がタイトルです。
最初の方で、
"「I to U」と表記するだけで色んな捉え方できる"
と力説したのですが、
私が思う『I to U』の意味はあえて書きませんでした。
歌詞の解釈を言ってからの方がいいかもと思ったから。


私が思う『I to U』の意味は、
「僕から君へ愛(してる)と言う」で、
男性から亡くなった彼女へのラブレターだと思うんです。
あぁ、涙が止まらない。……嘘。涙は出てない。


あくまでも一個人の解釈ですのでね。
正解なんてないから、それぞれに感受したものが正解だと思うし。

 

 

大倉さんが「皆さんへのラブソング」と言ったのを会報で思い出してこの記事を書いたのだけど、
大倉さんはもちろん、彼らはこの曲をどう解釈しているのかとても気になる。
きっと深くは考えていないのだろうけど。
「前回のアコースティックで歓声すごかったし、やっとく?」
みたいなノリだと思う…(笑)
ラジオとかで語ってくれたら嬉しいけど叶わない夢でしょうね……。